愛媛県遺族会

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■79回目終戦の日
2024/08/30
祭壇
若年者代表
追悼の辞者
=愛媛県戦没者追悼式=
 令和6年8月15日、県主催の戦没者追悼式が松山市道後町2丁目の県民文化会館で開催され、遺族ら約800人が参列し、戦没者に黙祷をささげ、平和を祈った。
 国歌斉唱、黙祷に続き、中村時広知事が式辞を、県議会議長、遺族代表が追悼の辞を述べた。続いて、知事、来賓が順に献花した。
【若年世代が献花】
 戦没者の孫にあたる山本誠子さん(62今治市)と竹内秀明さん(64八幡浜市)、ひ孫の西村優成さん(中3松山市)が、若い世代を代表して平和を祈りつつ献花した。
【遺族代表の追悼の辞】
 昭和20年8月に父を亡くした、松野町の山下幸良さん(85)が、県下の遺族を代表して追悼の辞を述べた。
 「父は、関東軍の守備兵として満洲で亡くなりました。戦闘訓練も十分に受けていない民間人同然の部隊1万5千人のうち生き残ったのはわずか2千500人という凄惨な戦いだったそうです。戦火の中父が見た光景は私達には想像もつかないほど残酷なものだったと思います。(中略)戦争はこれほどまでに深い悲しみを生むというのに、世界各地で今なお争いが絶えず、多くの尊い命が失われています。一刻も早く平和が訪れるよう願ってやみません。」
と、国の礎となった方々のことを決して忘れないという強い想いを語った。

=全国=
 全国戦没者追悼式は、東京・日本武道館において、参列者総数は約4000人、うち遺族は約3200人となった。愛媛県からは44人の遺族が参列し、戦没者の冥福と平和を祈った。

=終戦記念日祭=
 同日午後1時から愛媛縣護國神社において、第79回終戦記念日祭が厳かに斎行された。国会議員、県議会議員、市議会議員、関係団体等の来賓と遺族ら参列のもと、英霊に感謝と平和の祈りを捧げた。


■令和5年度愛媛県戦没者遺族大会
2024/03/19
国歌斉唱
知事表彰
会長表彰
 令和6年3月11日、愛媛県県民文化会館において「令和5年度愛媛県戦没者遺族大会」が開催された。
 今年は会場をサブホールに移し、約500名の参加者が「二度と我々のような遺族を出さないために平和の尊さを次世代に語り継いでいく」という決意を新たにした。
司会進行は、愛媛県遺族会・清家征子副会長と松山市遺族会・得居啓子女性部副部長が務め、県遺族会の関谷勝嗣会長が主催者として挨拶を行った。
 ご来賓として中村時広愛媛県知事、高山康人愛媛県議会議長、水落敏栄日本遺族会会長(代理)、長谷川淳二衆議院議員、村上誠一郎衆議院議員(代理)、井原巧衆議院議員(代理)、塩崎彰久衆議院議員(代理)、山本順三参議院議員(代理)、友好団体から3名、そして愛媛県議会議員15名の出席をいただいた。

 -表彰-
長年に亘り、遺族会活動の発展に貢献された遺族援護功労者に対し5名が知事表彰を受け、受賞者を代表して久万高原町の菅和繁さん(写真中央)が登壇し中村時広愛媛県知事から賞状を受領した。続いて、県遺族会会長が20名を表彰し、鬼北町の上甲仁さん(写真右)、が登壇し受賞者を代表して賞状を受領した。

 -議事-
 議長に愛媛県遺族会・西村利明副会長を選出し、県遺族会・乗松悟事務局長が今年度の活動と取り組みなどの経過報告をし、承認された。次に、県遺族会・竹内誠治副会長が宣言案を、同じくM田久太副会長が決議案を朗読し、満場一致で採択された。

  -決議-
1. 総理、閣僚及び国会議員等の國神社参拝の定着をはかること
1. 戦没者等の遺族に対する特別弔慰金を継続させること
1. 慰霊友好親善事業の充実と付添者への補助の拡充をはかること
1. 遺骨収集ならびに戦没者遺留品の早期返還をはかること
1. 国内外の民間建立慰霊碑の維持管理を図ること
以上5項目を決議した。
 

■令和5年度 遺族会研修会(英霊にこたえる会と共催)
2023/11/15
講演:上岡さん
講演:日本遺族会.盛川事務局長
慰霊友好親善報告:橋理事
 令和5年11月10日、愛媛縣護國神社「御幸殿」において戦没者遺族及び友好団体等100人が参加して「後継者、慰霊巡拝参加者、女性部、英霊研修会」が開催された。
 会に先立って、護國神社にて正式参拝を行い英霊に感謝をささげた。
 愛媛県遺族会・関谷勝嗣会長は「4年ぶりに研修会を開催できてうれしく思う」と挨拶し、続いて英霊にこたえる会愛媛県本部・佐伯要会長と県長寿介護課・大森智課長が挨拶を行った。
 次に、11月3日文化の日に旭日単光章を受章した清家征子副会長(松山市)に対し愛媛県遺族会からお祝いを贈呈し、清家副会長がお礼の挨拶を述べた。
=講演=
 『特攻体験講和』と題して伊予市の上岡貞義さん(写真左)が、講演を行った。今年96歳という上岡さんは中学3年で予科練を受験し松山の第1期生となった。予科練から実施部隊になると、軍人精神注入棒と書かれたバットのような棒で、今では考えられないくらい殴られるなどの厳しい教育だったという。一方、特攻は食事や寝床を優遇され、酒や羊羹は好きなだけ与えられ、酒の飲めない自分は羊羹と交換してもらっていたこと。そして、出撃命令では、本日はここまで!と自分の手前で区切られたことを語った。「おかげで今もこうして生きている。」と言い、鹿屋基地で歌っていた歌を上岡さんが哀愁のこもった声と節回しで歌うと、涙をこらえる参加者の姿があった。
 日本遺族会の盛川英治事務局長(写真中)は今後の遺族会について、語り部活動を通じて風化されつつある戦没者遺族の労苦を伝え平和を語り継ぐことが重要な課題だと説明した。
=慰霊友好親善事業報告=
 日本遺族会主催の慰霊友好親善事業に参加した新居浜市の橋一郎さん(当会理事)(写真右)が報告を行った。橋さんは父の戦没地である西部ニューギニアへ8月30日から9月8日の日程で訪問。各地を回って慰霊を行った様子を現地での印象的なエピソードを交えながら伝えた。なかでも、現地では時間がルーズで、そのことをキラキラ時間と呼び3時間くらい遅れることはあたりまえであることにビックリした。友好親善で訪れた小学校では大歓迎してくれ、各自で持参したお土産を手渡した時に子供たちがとても喜んでくれたので、こんなに喜んでくれるのなら鉛筆を全校生徒分持って来ればよかったと思った、と語った。そしてこの事業が2年後になくなるので、なくなる前にぜひもう一度参加したいと締めくくった。

■78回目終戦の日
2023/08/30
=愛媛県戦没者追悼式=
 令和5年8月15日、県主催の戦没者追悼式が松山市道後町2丁目の県民文化会館で開かれた。令和2年からコロナ禍のため縮小されていたが、今年は、遺族ら約800人が参列し戦没者に黙祷をささげ、平和を祈った。
国歌斉唱、黙祷に続き、中村時広知事が式辞を、県議会議長、遺族代表が追悼の辞を述べた後、知事、来賓が順に献花した。
【若年世代が献花】
 戦没者のひ孫にあたる橋柚花さん(小5新居浜市)、甥の門田哲也さん(63砥部町)と孫の浅野長武さん(55伊方町)が、若い世代を代表して平和を祈りつつ献花した。
【遺族代表の追悼の辞】
 松山市の白石世津子さんが、県下の遺族を代表して追悼の辞を述べた。
 昭和19年6月29日、1500本のガソリンと3700余名の将兵をのせて奄美大島から沖縄へ向かう途中、敵の魚雷攻撃を受け凄惨極まりない最期を遂げた富山丸。その富山丸で33歳の父を亡くし、一年後の松山空襲で祖母を亡くした白石さん。「戦争は残酷で空しいもの、私達には先人たちの思いを忘れず、次世代の子供や子孫に語り伝える使命がある」と訴えた。

=全国=
 全国戦没者追悼式は、東京・日本武道館において、新型コロナウィルス感染症防止のため規模を縮小して開催された。台風の影響で10府県が不参加となり、参列者総数は約1855人、うち遺族は約1400人となった。4年ぶりの参加となる愛媛県は30人の遺族が参列し、戦没者の冥福と平和を祈った。台風の心配をしたが、行きも帰りも予定通り飛行機が飛び無事に終えることができた。

■令和6年版「國カレンダー」申し込み受付中
2023/07/13
サイズ 縦50p×横35p
☆ ただ今、令和6年版を受け付けています。(1部 500円)
☆ ぜひ、ご家庭に「靖國カレンダー」を掲げて、ご活用いただきたいと思います。

=申込先:愛媛県遺族会 内「英霊にこたえる会愛媛県本部」=
〈 п@089-924-8965 Fax 089-924-8995 〉

■令和4年度愛媛県戦没者遺族大会
2023/03/17
 令和5年3月11日、愛媛県県民文化会館において「令和4年度愛媛県戦没者遺族大会」が開催された。
 新型コロナによる制約が緩和されたとはいえ参加者の大半がリスクの高い高齢者ということもあり、受付や配席の感染対策を講じ、人数も縮小した。約100名が参加し、「二度と我々のような遺族を出してはならない」との決意を新たにした。
 司会進行は、愛媛県遺族会・武智省二青年部長と松山市遺族会・得居啓子女性部副部長が務め、県遺族会の関谷勝嗣会長が主催者の挨拶を行った。

 -表彰-
長年に亘り、遺族会活動の発展に貢献された遺族援護功労者に対し5名が知事表彰を受け、受賞者を代表して新居浜市の尾崎忠康さんが登壇して受領した。続いて、県遺族会会長が19名を表彰し、八幡浜市の上向井幸子さん、が登壇し代表して受領した。
 その後、来賓の愛媛県知事(代理.八矢拓副知事)及び愛媛県議会の渡部浩議長からご挨拶をいただいた。
 
 -議事-
 議長に愛媛県遺族会・竹内誠治副会長を選出し議事に入り、県遺族会・乗松悟事務局長が今年度の活動と取り組みなどの経過報告をし、承認された。次に、県遺族会・清家征子女性部長が宣言案を、松山市遺族会・山下明事務局長が決議案を朗読し、満場一致で採択された。

  -決議-
1. 総理、閣僚及び国会議員等の國神社参拝の定着をはかること。
1. 戦没者遺族に対する処遇は、国家補償の理念に基づき支給すること。
1. 慰霊友好親善事業の充実と付添い者への補助の拡充をはかること。
1. 遺骨収集ならびに戦没者遺留品の早期返還をはかること。
1. 平和の尊さを次世代に語り継ぎ組織継承をはかること。  
以上5項目を決議した。



■77回目終戦の日
2022/08/24
愛媛県戦没者追悼式献花
追悼の辞
終戦記念日祭
=愛媛県戦没者追悼式=
 令和4年8月15日、県主催の戦没者追悼式が松山市道後町2丁目の県民文化会館で開かれた。今年もコロナ禍のため縮小開催となり、遺族ら約50人が戦没者に黙祷をささげ、平和を祈った。
 国歌演奏、黙祷に続き、中村時広知事が式辞を述べ、県議会議長、遺族代表が追悼の辞を述べた。続いて市・町代表、来賓、遺族代表らが順に献花した。
【若年世代が献花】
 戦没者のひ孫にあたる山内心さん(18西条市)、孫の渡部里佳さん(54東温市)、山本明人さん(67内子町)が、若い世代を代表して平和を祈りつつ献花した。
【遺族代表の追悼の辞】
 昭和19年33歳の父をニューギニア・ビアク島で亡くした、上島町の小澤宏次さんは、
『私の母は、見ず知らずの父のふるさとに、子ども二人を連れて大阪より疎開し、九十六歳で亡くなるまで、一言も弱音を吐かず、どんな思いでどう生きるべきか想像を絶するものがあったと思います。しかし、周りの方々の温かいご理解とお支えのおかげで、障がいのある私の兄とともに歩むことのできた人生でした。母も兄も人生の後半を私の妻のお蔭で幸せに人生を謳歌したことを、今も有り難く誇りに思っています。二人の子どもと五人の孫に恵まれ、幸せに暮らしていることを、天国の父にご報告いたします。ご安心ください。(抜粋)』
と追悼の言葉を述べた。

=全国=
 東京・日本武道館における全国戦没者追悼式は、昨年に引き続き新型コロナウィルス感染症拡大の影響により規模を縮小しての開催となり、参列者総数約1000人のうち遺族は約600人となった。愛媛県は今年も参列を見送った。
 
=終戦記念日祭=
 同日午後1時から愛媛縣護國神社では、第77回終戦記念日祭が役員参列のもとコロナ対策のため規模を縮小して斎行された。




■令和5年版「國カレンダー」受付中
2022/07/11
サイズ 縦50cm×横35cm

☆ ただ今、令和5年版を受け付けています。(1部 500円)
☆ ぜひ、ご家庭に「靖國カレンダー」を掲げて、ご活用いただきたいと思います。

=申込先:愛媛県遺族会 内「英霊にこたえる会愛媛県本部」=
〈 п@089-924-8965 Fax 089-924-8995 〉

■令和3年度愛媛県戦没者遺族大会
2022/03/25
会場の様子
知事表彰
会長表彰
 令和4年3月19日、「令和3年度愛媛県戦没者遺族大会」が愛媛県県民文化会館で開催された。
 感染防止対策として、受付では手指消毒、検温をし、会場内は横一席、縦一列空けて座席を指定、舞台席も距離を充分とって配席した。来賓及び参加人数を限定し、約100名の参加により、新型コロナウイルス流行のため中止を余儀なくされていた大会を3年ぶりに開催することができた。
 司会進行は、武智省二愛媛県遺族会青年部長と得居啓子松山市遺族会女性部副部長が務め、愛媛県遺族会会長の挨拶、表彰状授与に続き、愛媛県知事と愛媛県議会議長から来賓のご挨拶をいただいた。

 -表彰-
 長年、遺族会活動の発展に貢献された遺族援護功労者に対し中村時広愛媛県知事から5名が表彰をされ、受賞者を代表して宇和島市の坂本房子さん(写真中央)が登壇し表彰状を受領した。次に、関谷勝嗣県遺族会会長から24名が表彰され、今治市の越智忍さん(写真右)、が登壇し代表受領した。
 
 -議事-
 清家征子・愛媛県遺族会副会長が議長に選出され議事に入り、乗松悟・事務局長が令和3年度の活動と取り組み等の経過報告を行い承認された。

  -決議-
1. 総理、閣僚及び国会議員等の國神社参拝の定着を図る。
1. 戦没者遺族に対する処遇は、国家補償の理念に基づき改善すること。
1. 特別弔慰金は、生計関係を受給要件にしないよう改善すること。
1. 慰霊友好親善事業の充実と遺骨収集事業の拡充を図ること。
1. 海外及び国内の民間建立慰霊碑を適切に維持管理すること。
1. 世界の恒久平和を目指し、戦争の悲惨さを戦後世代に語り継ぐこと。
1. 平和の尊さを次世代に語り継ぐ青年部の育成を積極的に推進すること。    
以上7項目を決議した。
 
-参議院議員候補者推薦-
 7月予定の参議院議員選挙において、愛媛選挙区は山本順三参議院議員、全国比例代表は、日本遺族会会長の水落敏栄参議院議員を推薦、支援することとした。


■76回目終戦記念日
2021/08/23
愛媛県戦没者追悼式献花
追悼の辞
終戦記念日祭
=愛媛県戦没者追悼式=
 終戦記念日の令和3年8月15日、県主催の戦没者追悼式が松山市道後町2丁目の県民文化会館で開かれた。今年もコロナ禍のため縮小開催となり、遺族ら約30人が戦没者に黙祷をささげ、平和を祈った。
【若年世代が献花】
 国歌演奏、黙祷に続き、中村時広知事が式辞を述べ、県議会議長、遺族代表が追悼の辞を述べた。続いて市・町代表、関谷勝嗣・愛媛県遺族会会長、佐伯要・英霊にこたえる会愛媛県本部会長、来賓、遺族代表らが献花した。
 また、若い世代を代表して戦没者のひ孫に当たる今治市の眞部伊吹さん(17)、伊予市の古田淳さん(20)、孫の伊予市・古田章さん(62)が、平和を祈りつつ順に献花した。
【遺族代表の追悼の辞】
 昭和12年9月に中国で父を亡くした内子町の久保禮子さんが、「22歳で戦死した父。成長する中で写真の父に悩みをたくさん話し掛けながら涙を流した。過去の悲惨な戦争から学んだ教訓と平和の尊さを次の世代にしっかり伝えて、この悲しい歴史を二度と繰り返さない。」と追悼の辞を述べた。

=全国=
 東京・日本武道館における全国戦没者追悼式は、昨年に引き続き新型コロナウィルス感染症拡大の影響により規模を縮小しての開催となり、参列者総数185人のうち遺族は53人となった。愛媛県は今年も参列を見送った。
 

=終戦記念日祭=
 同日午後1時から愛媛縣護國神社では、第76回終戦記念日祭が役員参列のもと、コロナ対策のため規模を縮小し斎行された。

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